大企業では重役の送迎がメインで長年の経験が必須
大企業の役員運転手は、一日の大半、社長や執行役員などの重役の送迎を担当するため、長年の運転経験やマナーが求められます。また、日によって夜間や早朝の送迎を任されたり、待機時間が長くなったりすることがあり、体調管理をしっかりと行えることも必須条件といえます。有名企業で正社員の役員運転手として働くには様々なルートがありますが、役員運転手のキャリアがなくても、タクシー運転手や運転代行の仕事を経て転職をする人もいます。なお、一日に送迎をする重役の数や、仕事上で運転をする車両の種類は勤務先によって大きく異なります。そこで、採用選考に申し込む際に、企業の求職者向けのサイトや求人票などに目を通し、自分に適した職場か判断することが大事です。
中小企業では運転以外に事務作業を任されることも
人材が不足している中小企業に勤務する役員運転手は、役員の送迎予定がない時間帯にオフィス内での事務作業を行うこともあります。そのため、運転以外の仕事も不満なくこなせる人や、簿記やパソコン、秘書などデスクワークに関する資格や経験がある人が重宝されます。最近では、役員運転手の求人募集をする際に、運転業務だけの経験者だけでなく、事務や営業など様々な職種のキャリアがある人を歓迎する中小企業も少なくありません。
そうした中、転職を機に役員運転手にキャリアチェンジをしたい場合は、採用後のミスマッチに悩まないよう、気になる中小企業の運転手の採用条件や具体的な仕事内容をよく確認しましょう。
運転手の派遣は正社員やパート、アルバイトなど働き方は様々です。軽車両の配送業務や大型トラックの運送業務、ハイヤードライバーの派遣など多岐にわたります。